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地方から元気に! 幸田町、3年越しの強い思いでロケ誘致が実現!

2021.05.20

夜遅いけど気になって見ちゃう!と評判のオトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」。名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ(大地真央)が、庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を舎弟のように扱いながら!?世の悩みや不正を忖度ナシの毒舌でバッサリ斬り倒していく痛快ストーリーに「ズバッとスッキリする!」「現代人に刺さる!」とSNSを沸かせている。

第7話ゲストはイケメン平岡祐太・武田航平&美女NANA!

本作もいよいよ終盤、明後日5月22日には愛知県額田郡幸田町を舞台に、町おこしグルメイベントで盛り上がる第7話が放送される。今回のゲストは、第6話の最後にも登場し、その笑顔と料理の腕でいづみの心と胃袋をガッツリ掴んだイタリアンシェフ・沢田健介役に平岡祐太。その沢田の後輩で、グルメイベントの企画運営をする大石瑛太役に武田航平。そして、決め台詞も態度もまるでハルコなイベント会社社長・青柳小夜子役にNANAが登場!「ハルコVSリトルハルコ」の無敵対決が勃発するという。

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おもてなしがド~ンと入ったロケ弁に、松本が「可愛い❤」

ドラマの撮影ではロケ地としてお邪魔しても、実際の町名は出さず、ドラマ内での町名にすることも多いが、今回の幸田町は実存する町。実はロケ誘致に積極的な自治体でもある。3年前から土ドラチームともロケ実現に向け調整していた中、愛知を舞台にした今作で遂に大規模な連ドラロケが実現した。

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幸田町の職員たちは撮影スタッフとともにクランクイン前からロケ場所などを選定、クランクイン後もほぼ専属スタッフとして愛知ロケに帯同し、エキストラの調整やスタッフ用の弁当の手配など、まさに最オバチームの一員として作品に愛を注ぎ込んでくれたという。

なかでもロケ弁は、大地、松本ともに絶賛する一品で、特に地元名産の「夢やまびこ豚(とん)」はスタッフも何度もお世話に!?なったという。そのロケ弁がコチラ「OMOTENASHI」と「OMOTENASHI Do~n」!おしながきに加え「本日も撮影お疲れ様」の言葉に「こんなに愛のこもったロケ弁は初めて」(制作スタッフ)とスタッフ一同、癒されたのだ。

パッケージから目にも鮮やかなロケ弁について幸田町役場の方に話を聞くと、「2年前に農林水産祭内閣総理大臣賞を受賞した豚肉でインスタ映えするロケ弁を作ろうと商工会議所のメンバーで半年かけて開発した」とのこと。その甲斐あって大地、松本ともに「おいしいし、綺麗。これまでのロケ人生で一番!」と感嘆の声を上げた。

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ドラマでは7、8話が幸田町を舞台にした物語になるという。その中には100人以上の町民がエキストラとして参加するイベントシーンもあり、そこでも町が全面協力。感染症対策を含め、万全の態勢で撮影隊を支えたという。先週放送された6話では雨降らしのシーンで、地元の消防団も撮影に参加。消防用ホースで大規模な雨を降らせるなど、東京では予算や撮影場所の関係で絶対に出来ない本格的な撮影が幸田町だからこそ実現したという。

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昨今、地方でのドラマ撮影が多くなってきている背景には2004年前後から各都市でロケ誘致を進めるフィルムコミッションが増えた事と、マンネリ化したロケーションから脱却したい制作サイドの思いがある。制作費が削減される中、どのドラマを見ても似たような場所での撮影が増え、視聴者に映像の美しさを届けることが出来なくなってきているのだ。しかし、地方都市と組むことで、予算を抑えながら視聴者に見た事のない景色や食べ物を見せられ、それがそれぞれの都市にとっても観光誘致の起爆剤になる。テレビ離れと言われる今の時代、ドラマ界にとっても地方都市との連携が将来を支える軸となるかもしれない。

後日、松本に愛知の印象について話を聞いてみた。

松本「美味しいもの、いっぱいありますよね。でも、やっぱり、ひつまぶしが好き!だってウナギの味が全然違いますもん。それに今回お弁当(=ロケ弁)が本当に美味しいんです。こんな美味しい、そして愛情がこもっているお弁当は見たことがないぐらい。すごいあったかい気持ちになるし、頑張ろうって思いますね。幸田町の方々にすごくサポートしていただいて、あと蒲郡の方々も。蒲郡ってリゾート地なんですね。ほとんど寝るだけしか帰っていないのですが今回とっても良いホテル*を用意していただいて、自分の家より広い(部屋な)んで、こんなところで長い間過ごせるっていいなって。温泉もあるし、もう本当に最高です!とにかくゴージャスだし、装飾がヨーロピアン!名古屋って何となくきらびやかなイメージはあったんですけど、ここまでだとは思ってなくて、すごい楽しいです」
*蒲郡クラシックホテル。第1話でハルコといづみの主従関係が生まれた!?ホテルのロケ地。

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松本は撮影の合間も愛知を堪能したようだ。7話で登場する愛知・豊橋の鴨農家では早朝からの撮影の中、自身のインスタ用に写真をパチリ。幸田町でも名産の筆柿やイチゴに舌鼓を打ちながら、タイトなスケジュールの撮影を乗り切っていた。

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みんなを笑顔した愛知ロケ!

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「愛があるから良い作品が作れる」と大地

本作のロケで全面協力して頂いた幸田町と蒲郡市。繁華街なのに寛大にロケ協力して頂いたオアシス21や大須商店街他多数...今回、愛知ロケを振り返って思い出したのは以前、大地がインタビューで話していたこと。

大地「すべて愛がないとできないことじゃないかなと思うんですよね。やっぱり作品づくりにしても、みんなが一致団結して、愛があるから良い作品を作ろうっていう気持ちになれる。ちょっと(スケジュールが)キツくて寝不足だとしてもね(笑)」

愛を知る県、愛知県。自由に移動できる世の中になったら是非、足を運んで頂きたい。

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明後日放送の第7話では「リトルハルコ」が登場し、リアルハルコとガチンコ対決!無敵のハルコに最大のピンチが訪れるという...絶対に見逃せない第7話。その前に、第6話をもう一度見たい!または見逃した!という方は、FOD・U-NEXTへ急げ!!

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