3月11日金曜日 午後2時46分ごろ
私は東海テレビの報道フロアにいました。
名古屋では最大震度4。東北に比べれば、揺れは小さい。
けれども、咄嗟に私が発した言葉は「怖い」「怖い」「怖い」
とにかく、怖いという感情が一番強かったのを覚えています。
その後、東北の映像が徐々にテレビで流れ、
それから今日で18日が経ちます。
現実のものとも、同じ日本とも思えないような世界が
そこにはあり、言葉で表現することが出来ない
いろんな感情が私の中で今も生まれてきます。
もし、地震だけで津波が来なかったら。
もし、起きたのがもう少し暖かい季節だったら。
もし、東北じゃなく東海地方だったら。
もし、もし...
とにかく、いろいろな「もし」が私の中を駆け巡ります。
特に、もし東海地方で起きたら...
この地方に住むみなさんも、きっと今回の大地震、
他人事とは思えなかったはずです。
東海・東南海地震が、もし起きたら...
私は、改めて、自宅にある防災グッズを確認しました。
懐中電灯・携帯ラジオ・丈夫な靴。
今までは、これくらいで大丈夫!大丈夫!
なんて考えていましたが、甘いですね。
おそらく、自然の持つパワーは私たちの想像を
はるかに超えてきます。
だからと言って、毎日怯えながら生活するわけにもいきません。
もし、この地方で大地震が発生したら...
この「もし」をどこまで現実的(リアル)に考えられるか、
そして、その想像をさらに超えてくる可能性があることを
今回知った私たちが、どう備えていくのか。
個人で家族で、それを考えていくことが
今後につながっていく、私は今そんな気持ちでいます。