変わるPTA

家族のスタイルの多様化、新型コロナ、デジタル化…世の中は大きく変わっているのに―。
昔から続く、強制的なPTA活動のあり方に苦しむ保護者は少なくありません。
PTAはもう限界。変えたくても、学校や地域の人たちに理解してもらえない。そんな役員の声も聞かれます。

みんなずっとそうしてきたのにズルい。卒業までのガマン。
子どもを思う親の気持ちは変わりませんが、PTAには「変えづらい」事情もあります。
誕生から70年以上にわたって蓄積された社会のひずみも透けて見えるようです。

PTAは「変わる」のでしょうか、それとも…。
私たちはみなさんの声をもとに、PTAをめぐる問題について考えていきます。ご意見や情報をお寄せください。

これまでの記事

寄せられたご意見

  • PTAが第二のサイフ。まさに私がPTA会長を務めている小学校でも同じ状態にあります。決算報告だけでは分からないPTA会費の支出詳細を確認させてもらったところ、明らかにPTA会費から支払われるべきものではないものにPTA会費が使われていることに驚きでした。市からの予算、補助金で支払うべきという私の指摘に、「本当はそうなんですが、市からの予算や補助金では賄えない。全然足りなくて対応できないんです。」との返答が。児童のためと言われては、こちらとしてもあまり強く言えなかったり、大事にしてまで動く余裕もなく、市の方にもしっかりと現状伝え、対応してもらえるように動いて下さいとだけ伝えました。きっと何も動いてくれていないんだろうなと諦めていますが。「PTA会費が事実上学校の経費」この現状である限り、PTAの任意加入も学校側はしっかりとした説明はしたくないといった立場となり、すべてがあやふや。

    KSR

  • 私はPTAは、必要だと思います。PTAの入会も自由になりました。PTAとはどういう組織なのかも、わからない保護者さんが多いと思います。児童さんと保護者さんが、学校という組織の中で、「おかしいなぁ~」とか「○○を良くして欲しい」等の意見をまとめ、学校、行政に意見し、改善していただく。
    児童、保護者、学校、行政の架け橋となるが、PTAではないでしょうか?PTAが無くなれば、学校、行政のやりたいようにやる!学校になるので、児童の不登校はもっと、増えると思います。
    私の住んでる地域も、PTA入会の書面、PTA費の使い方、会員数の減少、PTAに入会していない人への対応、学校の統合等、色々な問題が山のようにあります。でも、新しく学校に入ってくる児童、保護者のためにも、地域の人たちの力も借りながら、より良い環境で学校生活を送っていただきたいと思い、一人一人のPTA会員の声を聞き、今、活動を続けています。

    チーモモ

  • 年度初めを迎える頃、毎年のようにブラックPTAが取り上げられ残念な思いです。私はPTAが楽しかったです。会長になった時の最初の挨拶は「私達も楽しみながら子供達のサポートをしましょう!」でした。手を挙げて役員になったわけではありませんが、結果的には大変よい経験をさせていただいたと思っています。役員をしていたからこその学校との関わりも持てました。
    PTAは、例年以上のことをしなければいけないという暗黙の重圧が、親を苦しめているように感じます。 しかし活動は、例年通りではなく、例年を参考に自分たちのできる範囲でやればよいと思います。また役員でない人は、役員に対して、みんなの代表として仕切ってくれているという気持ちを持ち、心よくお手伝いなどに参加していただくことも重要です。子供の学校と関われるのは数年しかないのに一緒に楽しまないのは勿体無いです。勿論できる範囲で。

    ひまわり

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