アラフォー編集者が行くグルメシ！今回は愛知県のご当地グルメをご紹介！！

愛知県名古屋市といえば名古屋メシで一大ブームを築き、ひつまぶし、味噌煮込みうどん、味噌カツ、手羽先はもはや全国区なのではないでしょうか？
２０００年代前半に、第一次名古屋メシブームが日本を席巻。きっかけは２００５年、愛知県長久手市・瀬戸市で開催された愛知万博「愛・地球博」だったと言われています。全国各地から万博のために名古屋に降り立った人たちが、愛知のグルメも堪能。名古屋メシも全国的な市民権を得るに至りました。

そんな中から、今日ご紹介するのは、名古屋マダムの中の人が、とある撮影中にスタッフキャスト全員に差し入れしたという絶品ひつまぶし、「ひつまぶし備長」さんのびんちょうひつまぶしです。
愛知県大口町に本店がある「ひつまぶし備長」さんは県内に５店舗出店している人気店！蒸さずに備長炭の強火の遠火で焼き上げるいわゆる関西風の「地焼き」のウナギが特徴で、地元愛知のたまり醤油とみりんを使ったタレは甘さの中にコクがあり、その香ばしさと焼き上げられた照りに食欲もそそられます！

口に入れた瞬間に口の中に広がるガツンとウナギの風味が広がり、それでいて上品な味わいが“贅沢”のひとこと！そしてふっくらしっかりのウナギの身とタレとご飯の三重奏は、まさにグルメ界のTHE ALFEE！薬味で二膳目、出汁をいれて三膳目といろいろな味を楽しめるのもひつまぶしの醍醐味ですよね！ ちなみに名古屋にはおいしい地焼きのお店がたくさんあり、「関西風のうまい蒲焼きは名古屋にあり！」とも言われているとか。東京、大阪、福岡にも出展されているので、ぜひお近くの店に足を運んでみては？

名古屋はスイーツのメッカでもあります。将棋界の藤井聡太五冠（11月24日現在）が対局中に食べたことで大ブレイクした「ぴよりん」（藤井五冠が食べたのは「ぴよりんアイス」）は記憶に新しいところだと思います。名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアとスポンジで包んだひよこ型のスイーツで、見た目よりもさっぱりとした味わいで、秒で完食できてしまう恐ろしいスイーツ（笑）

ちなみにババロアはフランス生まれのスイーツ。ですが、実はドイツの旧王国「バイエルン」という意味のフランス語から名付けられています。18世紀にパリのカフェで、バイエルン王国気質の貴族たちの間で流行った飲み物がルーツ、という説や、フランス人シェフがバイエルン王国の貴族のためにバイエルン産の生クリームを使ったスイーツを考案したという説などがありますが、いずれにせよ言えることは、「とても歴史のあるスイーツ」だということ。遠い彼の地で生まれたスイーツが数百年の時を経て、戦国の舞台となった愛知でブレイクするなんて何だか勝手にロマンも感じちゃいますよね。

続いてご紹介するのは、名古屋駅から電車で40分ほど。愛知県幸田町のご当地グルメです。
実は、愛知県幸田町は全国のロケ地の取り組みを表彰するロケーションジャパン大賞に2年連続でノミネートされるなど、ドラマや映画のロケ地として注目を浴びている隠れた撮影の聖地なんです。

幸田町の魅力は、自然豊かなロケーションもさることながら、スタッフキャストが全員一致で口にするのが、幸田町で供されるロケ弁のおいしさ！とある女優さんは「今までに食べたロケ弁で断トツ1位のおいしさ！」と豪語するほどで、長い撮影の合間、昼と夜の食事休憩の時間が何よりも癒しになると、是非また行きたいと懇願するほど。

幸田町のロケ弁はOMOTENASHI弁当と名付けられ、そのお弁当には３つのルールがあります。
一、 幸田町の食材を一品以上使用
二、 うまいーもん創作委員会の承認
三、 弁当に愛情を込める
この愛情が本当に素敵で、撮影隊の方によると毎回ロケに行くたびに、一言添えられたロケ弁に心までお腹いっぱいになるとか。

幸田町のロケ弁は市内のお店が持ち回りで制作しているらしく、一般の方でも実際に購入することも可能だとか。

ちなみに、うどん屋さんなのになぜか和菓子も置いている「長命うどん」さんのあんどーなつや、果実ジュースを手掛ける「なっぷる」さんの１００％果汁ジュース「果樹物語」も絶品！

土ドラ「最高のオバハン中島ハルコ」第一弾でドラマ上で登場した「筆柿パン」（緑と風のダーシェンカ）はそのまま商品化もされているということなので、もし幸田町にお越しの際はぜひロケグルメも堪能してみてください。

（編集K）

※グルメシ！in愛知「グルメリポート」幸田町ブロックは「最高のオバハン中島ハルコ」第８話で映像としても楽しめます。