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ぎふ信長まつりに46万人!今、地方がアツい!地方ドラマの楽しみ

#ニュース

2022.11.12

先週末、岐阜県岐阜市で開催された「ぎふ信長まつり」。来場者は2日間で46万人と、市の人口を超える観光客が押し寄せるなど、今、地方発のドラマや映画が盛り上がっている。
フジテレビ系列(東海テレビ制作)で放送中の大地真央主演・土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』も、地方発ドラマのひとつ。岐阜やご当地・愛知の情報番組としても楽しめると話題になっている。そんな地方ドラマの裏側を知るべく、今回、岐阜・下呂ロケに潜入。そこから見えてきた地方ドラマの楽しみ方とは……!?

下呂ロケに密着!記者が見た地方ドラマの魅力!

下呂市で撮影が行われたのは9月上旬。記者も同行し、密着取材を敢行した。下呂温泉は草津・有馬と並ぶ、日本三名泉の1つで、滑らかな湯触りと入浴後もしっとりすべすべする泉質から「美人の湯」としても有名だ。
その地に1932年から建つ温泉旅館「水明館(すいめいかん)*」が、今夜放送第6話のメインロケ地だ。
*ドラマ内での読みは「みあきかん」

大地&松本が座った!食べた!浸かった! ロケ地とは

上皇ご夫妻(2006年当時は天皇皇后両陛下)がお泊まりになられた貴賓室「蓬莱」は「ハルコが泊まる部屋」として使用。
他にも、樹齢500年の木を使用して作られた「能舞台」や500畳敷という大変珍しい大広間「春秋の間」など館内各所が様々なシーンで登場する。
もちろん水明館は“ドラマの舞台”としてお借りしただけなので“諸々の騒ぎを含むドラマ上のネタ”は別モノだ。

水明館を出て下呂大橋を渡った右手が湯之島橋。
その1本奥にかかる白鷺橋にあるのがチャップリン像。
「カップルでチャップリンを挟んで座れば結ばれる」というジンクスがあるらしいのだが…。
ドラマと同じロケーションで写真撮影!なんて楽しみ方も、地方発ドラマの魅力の一つかもしれない。

その橋の近くにあるのが民芸食事処「山びこ」。先週放送された第5話でハルコたちが郷土料理「鶏(けい)ちゃん」を食べるシーンで登場した。鶏ちゃんは鶏肉とキャベツやもやしなどを醤油や味噌をベースのソースで炒めたもの。山びこでは、タレに自家製味噌を使用しているという。
スタッフいわく、「絶品」のひとこと。あるスタッフは「生涯食べた鶏ちゃんの中で一位です!」とのこと。飯テロドラマを見るとお腹がすくので、深夜の地方ドラマはダイエットの大敵かも(笑)

同じく第5話のラストシーンで松本演じるいづみが食べていたのが「下呂プリン」。下呂牛乳や天然バニラビーンズなど素材にこだわったプリンが、カエルのマークの瓶に入ってレトロで可愛いと人気とのこと。ちなみに、下呂では
カエルモチーフをよく目にする。それは「下呂」とカエルの鳴き声の「ゲロ」だったり、下呂温泉から「無事帰る(カエル)」など様々な語呂合わせから来ているという。

そして、水明館から徒歩20分、車なら5分ほど山の方面に行くとある「下呂温泉合掌村」。世界遺産の白川郷から移築した国指定重要文化財の「旧大戸家住宅」をはじめ、10棟の合掌造りで集落を再現した観光施設でもロケが行われた。
こちらのシーンは「合掌の足湯」で撮影した。

「イベントスペース しらさぎ座」では…信長ハルコの成敗シーンが撮影された。

今回撮影の舞台となった場所を巡り、郷土料理を食べ、足湯に癒され、岐阜通どころか下呂通になった気分…
皆さんもドラマで旅行気分を堪能しつつ、下呂へお越しの際は是非ロケ地巡りをされてみては?

「鴨ちゃん、COME ON(カモン)」 現場和ます大地の一言

連日連夜の大変な撮影の中、大地のウィットに富んだ一言が現場を和ませている。
下呂ロケ取材中に目撃したエピソード3点をご紹介!

<その1>
ハルコが泊まった部屋(水明館の貴賓室)での撮影時。「妖怪」というセリフを何故か「妖精」と言い間違えてしまった大地。「冗談は止せよ!」と自分に言い聞かせるように「よぅせぃよ~」と自ら突っ込む大地であった。

<その2>
合掌村の撮影時、ハルコが池の鯉に餌をあげるシーンでのこと。
「鯉」と「来い」をかけた大地のアドリブが炸裂!
「鯉~、来い、来い」と何度言い方を変えても面白く、周りのスタッフは必死に笑いを堪えるのであった。

<その3>
大谷役の合田雅吏と若杉役の蕨野友也から「合掌村には人懐っこい鴨がいる」という有力情報を得るも見当たらず。少しして大地が通りかかると、鴨がどこからか現れた!大地が「鴨ちゃん、COME ON(カモン)」と呼ぶと見事寄りつき、一緒の写真に納まった。

実力派ぞろいの俳優陣が支えるエンタメドラマ!

ドラマは全10話で折り返しに突入!今夜放送の第6話は下呂温泉で妖怪騒動勃発!飛騨に伝わる異形の鬼神「両面宿儺(りょうめんすくな)」が動き出したり、ハルコ(大地真央)が恐怖に震えたり…泥棒&セクハラ映画監督も登場で、まさかの世直し大展開を見せる。下呂を舞台に温泉旅館をハルコがどのように救うのか気になるところ。

第6話のゲストとなる新人女優役の鳴海 唯は、朝ドラ『なつぞら』やドラマ『ムショぼけ』の他、現在配信中のディズニープラス『すべて忘れてしまうから』でミト役を演じるなど若き実力派としてブレイク必至の若手女優。

また映画監督役のおかやまはじめは、ドラマや映画にひっぱりだこの名バイプレーヤーであり、芝居ができる役者がそろっているのも「最高のオバハン中島ハルコ」の魅力の一つだ。
ロケの合間、二人に話が聞けたのでちょっとだけ紹介する。

三枝 瞳(新人女優) 役:鳴海 唯

この作品は地元の方に尊敬の気持ちがあるというか、地元の方の思いを大切にされている作品だなと台本を読んで思ったので、そういう作品に出演させていただけて嬉しかったです。岐阜には訪れたことがなかったのですが、作品を通して地域の方の文化や思いを知ることができるというのは、すごく貴重な経験でした。

太田黒映画のヒロインに抜擢され、お芝居に真っ直ぐ向き合う瞳という
役を演じています。大地さん、松本さんとは初共演です。大地さんは想像通りに美しく優しい方で、大地さんが現場を柔らかい雰囲気で包み込んでくださったお蔭で、私は緊張することなく演じることができました。

松本さんとは入浴シーンなど多くの場面でご一緒し、その際、カッコいいお仕事姿を間近で拝見でき、間の取り方など沢山のアドバイスをいただき勉強になりました。       
第6話は“ある芸能界の問題”に加え“ご当地エピソード”も盛り沢山。
ハルコさんやいづみさんと出会うことで成長する瞳にも注目してもらえると嬉しいです!

太田黒久志(映画監督)役:おかやまはじめ

(下呂でのロケについて)名古屋からJRで来ると、木曽川に沿って谷が奥まって行く感じがあるのですが、あれが何か旅の始まりな感じでよかったですね。ドラマのロケ地でもある水明館さんに泊まらせてもらって、展望の大浴場で街も川も見渡せて。お湯がぬるっとしてスラッとして凄く気持ち良くて、だから(滞在中)1日2回か3回は、温泉に入っていました(笑)

台本を読んで、まずドラマでショービズ界のセクハラ問題を取り上げることに驚きましたね。自分で自分の身を切るようなことやるんだなぁと思って、あー、すごいなぁと。もちろんコメディーという綿に包んでやるんですけれども、そっちの方にまず感心しましたね。
大地さんとの共演は6年前の舞台*以来、演じる度にスター性オーラを感じますね。
*2016年『一人二役 殺したいほどジュテーム』

僕の役は勧善懲悪の悪の部分。セクハラや弱い者いじめをする人を徹底的に懲らしめるというのは見ている方がスカッとする場面になりますので、僕は出来るだけいやらしくセクハラをして、ハルコさんに成敗されたいと思っています。

第1話から最新話まで全話配信中!

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