東海テレビでは、定期的に地震特番を放送しています。
過去の大きな地震を検証しつつ、災害から身を守る為の情報をお伝えする番組です。
私も何度か司会を担当したことがあります。
毎回、必ず台本に書かれている言葉。それは...
「大地震は、いつ起きるかわかりません。」
地震特番の放送中に、実際に地震が起きてしまったこともありました。
揺れ自体は大きくはなかったのですが、震源の位置やマグニチュードの大きさから、太平洋側の広い範囲で津波警報が。
番組の構成を急遽変更。
ゲストとしてスタジオにお招きしていた地震専門家の解説を聞きつつ、各地の津波の到達情報などを緊張しながらお伝えしました。
そして先日。3月11日。
あまりにも突然に、その時がやってきてしまいました。
大震災以来、多くの人が「自分にできることは何か」を考えて、色々な方法で実行しています。
アナウンサーとしてできること、いや、すべきこと。
それは、いつ地震が起きても、落ち着いて、正確に、必要な情報をお伝えすることです。
こちらは、アナウンス部で作った緊急放送用のコメント集です。
地震の発生時、発生直後、そして津波への警戒..。
それぞれの場面で、身を守る為に必要な情報をお伝えできるようにと作られ、ニューススタジオに必ずいつも置いてあります。
いつ来るかわからない、大地震。
本当に役立つ情報をお伝えできるように、日頃から心構えを忘れない。
微力ですが、今の私にできる事のひとつなのではと思います。