69回目の終戦の日を迎えた今日。
「スイッチ!」では、戦争を体験した方たちにお話を伺いつつ、
空襲の爪痕を残す、"戦争遺跡"をご紹介しました。
鶴舞公園や名城のあたりなど、普段なにげなく通っている場所で、
多くの人命が失われた悲しい歴史があったことを知りました。
戦争を知る世代の方たちがご高齢になり、
語り継ぐことが年々難しくなっていく中、
こうした戦争遺跡の存在は、ますます大きな意義を持つと感じます。
番組にも、10代の方から、
「おじいちゃんに戦争の話を聞いてみようと思います。」
とのメッセージを頂きました。
私も子どもの頃、祖父から東京大空襲の話を聞きました。
祖父の家は、特に空襲が激しかった深川(現在の江東区)にありました。
猛烈な風に飛ばされないように
濡れた布団をくくりつけた自転車を引きながら、火の粉の中を逃げたこと。
逃げる方角を間違えたが為に、一家全員亡くなったご近所のお宅の話...
20年ほど前に他界した祖父に、
もっと詳しく話を聞いておくべきだったと、今になって悔やまれます。