前回に続いて、豊川の現代アートイベントのお話です。
「いなりクリーニング」の古民家を出て、大通りを渡ると、
豊川信用金庫旧いなり支店の建物が。
入口には、"特別警戒実施中"の看板が!
さすが金融機関...いや、元・金融機関です。
中に入るとまず目に入るのが、切り分けられ、
部屋の隅から隅へと横たえられた一本の木。
壁には、この木に付いていた枝葉や木の実などを使った展示も。
木を切り倒すという行為へのアプローチ。
この作品を作った鈴木孝幸さんが、
林業の盛んな愛知県設楽町のご出身と聞いて納得(^_-)
元信用金庫ならではの展示も。
加藤マンヤさんの映像作品は、なんと金庫の扉越しに鑑賞します!
預金をしたときなど、窓口でもらえる粗品。
どこのお宅にもいくつかあるのでは?
荒木由香里さんの作品は、
旧信用金庫に残されていた粗品のガラス皿を使用。
「使われることのなかった想いを作品にした」とのことです。
かつてATMが設置されていた場所にも"特別警戒中"の文字が。
何とも味のある警察官のイラスト。
あれ!??もしかして、この看板もアート作品!???
係りの方に尋ねてみたところ、
「以前、実際に使われていた本物」とのことでした(^_^;)
日常と非日常の区別が曖昧になってきたような...。
これぞ、現代アートの醍醐味でしょうか。
2/22(日)まで豊川市桜ケ丘ミュージアムなどで開催中の
「豊穣なるもの 現代美術in豊川」
入場無料なので、お気軽にアート体験してみてはいかがですか?