映画「蜩ノ記」

 

もし、10年後に命が尽きるとしたら、

残された時間をどう生きますか...。

その答えを考えずにはいられない映画を見ました。

 

映画「蜩ノ記」(ひぐらしのき)

10年後の切腹を命じられた主人公が、

夫として、父として、師として、愛に溢れた日々を過ごす様を、

美しい風景の中に描いた作品です。

 

IMG_1116.jpg蜩の記ブログ用.jpg

 

主演・役所広司さんと、小泉尭史監督とご一緒に。

 

小笠原流の武家の礼法や、書道などのお稽古をしたり、

当時の書物を読んだりと、

撮影の一年ほど前から、じっくり役作りの準備をされたとのこと。

「日本人の美しき礼節と絆」が丁寧に描かれています。

 

映像の美しさはもちろんのこと、

深く印象に残るのは、日本語の美しさ。

 

原作は葉室麟さんの直木賞受賞作品 です。

小泉監督が手掛けた脚本、

その台詞を明瞭に発する、役所さんの深みのある声のトーン。

 

研ぎ澄まされた言葉が耳に心地よく、

ひとことも聞き漏らしたくないほどです。 

言葉を生業とする者として、私も背筋が伸びる思いでした。

 

映画「蜩ノ記」は、10/4(土)公開です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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