2016年5月26、27日。
G7主要国首脳会議 伊勢志摩サミットが開催されました。
私も志摩市の賢島周辺で取材と中継を担当させて頂きました。
https://youtu.be/rgLKGlAij3k (←アナウンスリレー動画)
いよいよ始まるサミット。
どんな一週間になるのだろうかと、胸を高鳴らせながら現地に入り。
会場警備のため、翌日の土曜日から、賢島へと続く道は封鎖されることに。
テロに対する厳重な警戒体制の中、不自由な生活を強いられることになった志摩市の皆さん。お店は臨時休業、周辺の学校も一部、休校に。
サミット当日。
首脳陣が志摩に到着する様子を一目見ようと、多くの方々が何時間も外で待ちわびていました。
国旗を振って、大きな声で首脳の名前を呼ぶ皆さん。その興奮と熱気を肌で感じました。
伊勢神宮の宇治橋を、首脳と安倍総理が順番に渡っていく様子を見て、
「あぁ、本当に三重でサミットが開かれるんだな」とようやく実感できました。
この一年間、サミット関連の取材をするにあたって
ひとつだけ自分の中で決めていたことがありました。
"三重県民目線で、言葉を紡ぐこと。"
自分が育った三重県のために、地元で働くアナウンサーとして、私にできることは何だろう。
もっと滑らかに上手に伝えられたら良かったな、と悔やまれる部分もありますが、
地元に恩返しの気持ちを込めて仕事に携わることができ、
一生忘れられない貴重な経験となりました。
サミットから7か月。
伊勢神宮の参拝客数は392万人と、前年比13.6%増(6~11月)だそうです。
県民の皆さんが口を揃えておっしゃっていたように、
「サミットの効果が終了後長く続くように」願いながら、
これからも皆さんと同じ目線で、ふるさとを見守っていきたいです。