前回に続き、名古屋出身で日本を代表する
写真家・東松照明氏の作品展をご紹介します!
会場には、圧倒的なスケールの540点の作品、
学芸員の竹葉丈さんに解説して頂きながら、観てきました。
東松照明氏の名が広くヨーロッパで知られるきっかけになった作品。
村上春樹氏の「ねじまき鳥クロニクル」の英語版カバージャケットに
採用されました。「プロテスト 東京・新宿」(1969年)
左は、石を投げる学生、右が機動隊、両者の衝突の瞬間を捉えた
報道写真とは一線を画すアートとしての写真。
長崎で、被爆された方を継続取材した東松照明氏。
被爆後の人生を撮り続けた作品群を観ると、
原爆というものの計り知れない恐ろしさを実感します。
右と中の写真「山口仙二さん」(1962年) 左「山口仙二さん」(1998年)
廃棄された電化製品からコンピューターチップを取り出し、モチーフとして
虫を模したオブジェを作りだした「キャラクター・P終の住処」
竹葉氏曰く、「東松照明氏の写真作品は見る者の想像力によって成立する。」
皆さんも、是非、日本を代表する写真家・東松照明氏の作品を観てください!!
☆写真展は、6月12日(日)までです。お早めに♪
11(土)午後2時~は竹葉学芸員の解説会もあります。
「写真家・東松照明 全仕事」
名古屋市美術館:午前9時30分~午後5時まで 金曜日は、午後8時まで。